新年のご挨拶

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 中国西南地域の友人の皆様、在留邦人の皆様、新年あけましておめでとうございます。
私は昨年9月2日に着任しましたので、早いものでもう4か月が過ぎました。この間、重慶のほか当館管轄地域である四川省、雲南省及び貴州省へも足を運びました。どこも人々は友好的で、自然が豊かで独特の文化を有する魅力ある地域だと感じました。「ここに来て仕事をすることができて本当によかった」というのが率直な感想です。
 各地で主要政府機関に挨拶したほか、多くの在留邦人の方とお会いし、日系企業を視察したり、文化・教育関係者と意見交換したりしましたが、強く印象に残ったものとして次のものをご紹介します。
 重慶には四川外国語大学という日本語学習者数が西南地域最大の学校や西南大学をはじめとする優秀な大学が多くあり、今後交流を強化することになりました。重慶市旅游局とは、この魅力的な重慶に日本人観光客を増やすことで協力することになりました。重慶美術館では著名在日中国人写真家馮学敏氏の写真展が開催され、日本人が好む中国の魅力をあますことなく紹介し、日中交流に大きく貢献するものでした。また、   重慶には「重慶日本会」という日本に関心のある人なら日本人でも中国人でも誰でも参加できる会があり、毎月交流会を開催しています。もちろん私もすぐに参加しました。
 四川省では広元市というところにある四川昭鋼炭素有限公司という大きな工場を視察しました。同市で唯一の日系企業で3人の日本人の方が駐在し、ここから世界中に製品を輸出しており、改めて日本企業のパワーを感じました。また、四川省の綿陽市で、福島県庁の方をお呼びして四川防災セミナーを開催しました。今年は四川大地震から10年を迎え、地震交流は今後も続けていきたいと思います。
 雲南省昆明市では、雲南師範大学の日本語文化祭に参加しました。このような奥地でも日本語熱が盛んで、日本を大好きな青年たちがたくさんいることに感動しました。また、貴州省貴陽市ではビッグデータ展示センターを視察し、「生態を壊さない経済発展」に大いに賛同しました。貴州大学を訪問し、同大学が毎年実施している日本文化祭への協力を約束しました。また,成都には広島中日友好会館が,昆明には昆明・藤沢友誼館という友好都市交流の拠点があり,地方交流,民間交流の重要性を改めて感じました。
 本年は日中平和友好条約締結40周年であります。同時に、当館が重慶に事務所を開設してから20周年になります。この20年間重慶は大きく発展しました。当館は重慶が直轄市となってから最初の外国機構として、重慶が日々美しく成長していく様子を見守り、かつ重慶の発展に貢献できたことをうれしく、また光栄に思います。本年はこの「40周年」と「20周年」を記念して、多くの交流事業を実施していきたいと考えています。皆様のご協力をお願いいたします。
 本年が日本と中国の友好関係の大きな飛躍の年になることを心から祈念し、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
 
2018年元旦
在重慶日本国総領事
小松道彦