草の根無償資金協力竣工式
(雲南省塩津県普洱鎮中心衛生院入院病棟建設プロジェクト)日本国政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力によって雲南省塩津県普洱鎮において建設が進められてきた普洱鎮中心衛生院入院病棟が2007年9月に完成し、2008年7月17日、同衛生院において竣工式が開催されました。
竣工式には当館の遠山茂首席領事、周友亮雲南省昭通市統一戦線部長のほか、プロジェクト関係者及び周辺住民が出席して盛大に行われました。関係者の挨拶では、本件衛生院の紹介や日本政府への感謝の意が表明されるとともに、現地の住民及び関係者の入院病棟完成に対する喜びが感じられました。
記念プレート 完成した衛生院の前で
「雲南省塩津県普洱鎮中心衛生院入院病棟建設プロジェクト」とは
日本国政府の無償資金協力により、国家級貧困県である雲南省塩津県の普洱鎮中心衛生院に入院病棟を建設したプロジェクトです。
普洱鎮中心衛生院は、鎮の中心的な医療機関であるだけでなく、近隣の村落の住民や労働者約15万人の医療サービスを担っています。しかしながら、老朽化のため、建築面積の87%が国家認定のD級危険家屋となっていました。このような状況を改善するため、日本国政府は草の根無償資金協力によって、入院病棟の建設費を支援しました。
新入院病棟の完成により、地域住民が安心して医療を受けられるようになり、また同衛生院の地域貢献度を一層高めることができるようになります。
当館は、今回の草の根無償資金協力が、雲南省における貧困地域の基礎医療環境の向上に貢献し、多くの住民が安心して医療サービスを受けることが出来るようになることを期待します。また、日本と雲南省の交流及び協力関係が更に密接になり、日中両国民の友好関係が促進されることを希望しています。