重慶モノレール二号線第一期工程開通式典挙行

 

 6月18日、重慶市動物園広場において、日中双方の関係者、来賓多数が参加してモノレール二号線第一期工程開通式典が挙行されました。
 このモノレール建設プロジェクトは、日本政府開発援助(円借款)によって資金が供与され、日本の技術を採用した中国初の都市交通システムです。この建設には日本の官民をあげて中国に対する協力が行われ、日中双方の多くの方々の努力によって実現したものであり、中国国内主要都市からも注目を浴びています。
 式典には日本から、岩村敬・国土交通省事務次官、千速晃・日中経済協会会長、二階直哉、武部新・日本モノレール協会会長代理ほか、本プロジェクト推進のために尽力された方々が出席されました。
 また、中国側からは、汪光燾・国務院建設部長、黄鎮東・重慶市書記、包叙定・中国国際工程諮訊公司総経理、王鴻挙・重慶市長ほかの指導者が出席し、開通を祝いました。式典の後、主要な来賓、関係者はモノレールに試乗し、また、重慶市主催の祝賀昼食会が開催されました。
 このモノレールは、重慶及び中国西南部における日中両国の協力のシンボルとして、大きな意義のあるプロジェクトといえます。環境保護を重視する重慶市において、環境に優しく、交通渋滞の緩和、排気ガスの抑制に有利なモノレールが、末永く重慶市民に愛され、利用されることを期待します。

 

                                       
岩村敬・国土交通省事務次官挨拶
日中協力によるモノレール建設
王鴻挙・重慶市長挨拶
冨田昌宏・在重慶日本国総領事挨拶
             
大堰車両基地