草の根無償資金協力竣工式
(貴州省赫章県興発中心衛生院建設プロジェクト)貴州省北西部の山間部に位置する赫章県興発郷の中心衛生院は日本国政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力によって立替えが進められてきましたが、1年を経て本年3月に完成し、2007年8月14日、同衛生院において竣工式が開催されました。
竣工式には当館の冨田昌宏総領事、貴州省扶貧基金会禄文斌理事長、貴州省外事弁公室林懐榕副巡視員のほか、県及び衛生院関係者が出席して盛大に行われました。関係者の挨拶では、本件衛生院の建設の意義や日本政府への感謝の意が表明され、当地の住民がその完成を待ちわびていた様子が感じられました。
完成した興発中心衛生院は通称を
「中日友誼医院」と命名された。 記念プレート
竣工式典に参加した多くの住民 竣工式典の模様
「貴州省赫章県興発中心衛生院建設プロジェクト」とは
「貴州省赫章県興発中心衛生院建設プロジェクト」とは、日本国政府の無償資金協力により、貴州省の国家級貧困県である赫章県の興発中心衛生院において、新病棟と附属施設を建設するための資金71,826米ドルを供与するプロジェクトです。昨年2月28日に、贈与契約署名式が貴州省貴陽市にて開催され、日本国政府の援助資金による2階建て、836.56㎡の診察病棟及び付属施設が今年3月に無事完成しました。
今回のプロジェクト完成により、興発中心衛生院の管轄地域6万人あまりの住民の医療環境の改善が期待できます。竣工式典では多くの地域住民が参加し、同衛生院の通称も「中日友誼医院」を使用することとなり同プロジェクトに対する謝意と関心の高さが伺えました。
当館は、このプロジェクトが、中国における貧困地域の発展と生活水準・福利の向上に貢献することを期待します。また、今回の草の根無償資金協力を通して、日本と貴州省の交流および協力関係が更に密接になり、日中両国民の友好関係が一層促進されることを希望しています。