日本国政府による重慶市における草の根・人間の安全保障無償資金協力の供与
重慶市万州区天城母子保健院医療機材整備計画この度、日本国政府は重慶市における草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下「草の根無償資金協力」)案件として重慶市万州区天城母子保健院医療機材整備計画に対し81,719米ドル(67.5万人民元)の供与を決定しました。
これを受けて、6月14日、重慶市において本件供与の贈与契約(G/C)署名式が行われ、重慶市副市長・謝小軍が同席の下、日本国政府を代表して冨田昌宏在重慶総領事が被供与団体を代表する李建春市対外経済貿易委員会主任とともにG/Cに署名を行いました。
当館は救急車及び医療機材とも妊婦及び新生児の衛生環境にとって必要不可欠な最も基本的な条件であると考え、今回の草の根無償資金協力により被供与地域の妊婦の出産環境が改善され、健康と健全な生活が保証されることによって、被供与団体及び地域に経済発展の基礎がもたらされることを希望しています。草の根無償資金協力は日本国民一人一人の税金から拠出されており、日本国民の中国国民に対する友情の証です。
当館は重慶市の住民が、貧困地域の発展に貢献したいという日本国民の願望を喜んで受け入れることを希望し、今回の草の根無償資金協力により重慶市内外から貧困地域への福祉事業に対し更に大きな関心が寄せられることを期待しています。
草の根無償資金協力は1990年以降在中国大使館・総領事館を通じて中国各地で実施されており、2004年度(2004年1月~2005年3月)までで合計699項目、約3.9億人民元の実績があり、重慶市での実績は1997年以降、今回の項目を含め合計10項目、約85.3万米ドル(約700万人民元)に上ります。
重慶市政府は1997年当初より、当地における日本の草の根無償資金協力活動を支持、協力しています。当館は今回の草の根無償資金協力を通じ、日本と重慶市との交流及び協力が更に拡大し、日本国民と中国国民の友好関係が更に増進することを希望します。