草の根無償資金協力竣工式
(四川省宣漢県黄金鎮中心小学校新校舎建設プロジェクト)

 

 省都の成都市より北東部に位置する四川省宣漢県の黄金鎮中心小学校は、日本国政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力によって建設が進められてきましたが、今年1月に完成し、11月22日、同小学校において竣工式が開催されました。
 竣工式には当館の冨田昌宏総領事、黄友明・四川省外事弁公室副主任、段小丁・同省領事処処長のほか、県及び小学校関係者が出席して盛大に行われました。関係者の挨拶では、本件小学校の建設の意義や日本政府への感謝の意が表明され、現地の児童及び関係者の新校舎完成に対する喜びが強く感じられました。

 

完成した校舎
記念プレート
竣工式に参加した児童たち
竣工式への出席者

 

「四川省宣漢県黄金鎮中心小学校新校舎建設プロジェクト」とは

 「四川省宣漢県黄金鎮中心小学校新校舎建設プロジェクト」とは、日本国政府の無償資金協力により、四川省の国家級貧困県である宣漢県の黄金鎮中心小学校において、2005年7月に洪水災害に遭い損壊した校舎を建て直す為の資金 93,052米ドルを供与するプロジェクトです。昨年3月13日に、贈与契約署名式が四川省成都市にて開催され、日本国政府の援助資金による6階建て、1,728㎡の小学校校舎が9ヵ月あまりを経て今年1月に無事完成しました。
 今回のプロジェクト完成により、中心小学校の子供たちは洪水被害から1年半を経てやっと安全で快適な環境で安心して勉学に励むことが出来るようになりました。竣工式典では生徒たちと多くの地域住民が参加し、同小学校建設に対する感謝の気持ちと関心の高さが伺えました。
 当館は、このプロジェクトが、中国における貧困地域の発展と生活水準・福利の向上に貢献することを期待します。また、今回の草の根無償資金協力を通して、日本と四川省の交流および協力関係が更に密接になり、日中両国民の友好関係が一層促進することを希望しています。