Castle In the Air-渡辺香津美トリオ公演の開催

 

 当館は、国際交流基金、四川省人民対外友好協会(成都公演)、重慶市対外友好協会、重慶市渝中区人民政府(重慶公演)との共催により、成都と重慶において日本の著名ギタリスト・コンポーザーの渡辺香津美氏を中心とするユニット、Castle In the Airの公演を行いました。(成都公演は11月27日嬌子音楽庁、重慶公演は11月30日に巴渝劇院にてそれぞれ開催。) 渡辺香津美(ギター)、谷川公子(ピアノ)、本田雅人(サックス、フルート)に、特別ゲストのジャンティン(琵琶)を加えた、いずれ劣らぬ4人の演奏家による共演は、中国の古典からジャズやロックのスタンダード、メンバーによるオリジナル曲までバラエティに富み、演奏形式も各楽器の独奏から二重奏、三重奏、四重奏と趣向が凝らされており、多くの観客を魅了しました。
 一行は成都での公演に先立ち、四川大地震で校舎が倒壊し、新校舎の建設まで成都市郊外の仮校舎で学習・生活を行っているアバ師範専科学校を訪れ、震災当時の様子を伺うとともに、倒壊した校舎が一日も早く再建され、皆が故郷に戻れるようにとの願いを込めた慰問公演を行いました。アバ師範高等専科学校からは、一行の来訪に感謝の意を込めて、チャン族、チベット族の歌や踊りが披露されました。
 Castle In the Airの一行は、成都、重慶のほか、上海、北京でも公演を行いました。

 

アバ師範高等専科学校にて、
四川大地震の写真パネル展、
学生による芸術作品展を見学する
渡辺氏(右から2人目)、谷川氏(同3人目)
アバ師範高等専科学校において演奏する
渡辺氏(左)、本田氏(右)
公演の様子(成都公演)
本番に備えリハーサルするメンバーたち
(重慶公演)