竹内信夫・北京日本学研究センター主任教授講演会の開催

 

 2010年3月18日、当館は重慶大学外語学院との共催により、重慶大学虎渓キャンパスにおいて、竹内信夫・北京日本学研究センター主任教授による講演会「大平正芳と北京日本学研究センター」を開催しました。
 1979年12月、中国を訪問した大平正芳首相(当時)は、日中両国の相互理解促進のため、中国の日本語教育に協力することを約束し、その結果、北京語言学院(現北京語言文化大学)内に日本語研修センター(通称大平学校)が設立されました。同センターでは1980年から5年をかけて、当時中国にいた現職日本語教師600名の再教育を行うなど、中国における日本語教育の振興に大きな役割を果たしました。1985年、大平学校を発展的に解消する形で北京外国語学院(現北京外国語大学)内に設立された北京日本学研究センターは、日本研究の専門家育成を目的として今日に至るまで活動を続けています。
 講演会には、重慶大学の学生を中心に、重慶師範大学、四川外語学院など近隣大学で日本語を学ぶ学生約200名が集まりました。

 

楊紅・重慶大学外国語学院日本語学科主任
による挨拶
講演風景1
講演風景2
質問する学生