在留邦人の皆さまへ

 

2014年8月15日

在重慶日本国総領事館


 

 

この時期に業務や夏期休暇等で日本へ一時帰国される方がいますが,最近,当館管内に在住する在留邦人から,北京首都空港を経由して一時帰国した際,同空港で係員を装った人物に金銭を強要されかけそうになった旨の報告を受けました。
本件に関しては,以下のとおり,在中国日本国大使館が本年4月21日付で注意喚起を行っていますので,ご一読いただくとともに,北京首都空港を利用される皆さまにおかれては,同空港における金銭強要被害にご注意ください。

 


 

 

注意喚起(金銭強要事案:北京首都空港:続報)

 

 

2014年4月21日

在中国日本国大使館

 

 

 

4月9日付で北京首都空港第3ターミナル出発ロビーにおける金銭強要事案についての注意喚起を発出しました。本件ついては、航空会社からは、通報を受けて現場で公安当局が不審者を連行する等の対応がとられているとの連絡を受けていますが、引き続き未遂事件が発生している模様です。また、国内線への乗り継ぎ時や、第2ターミナルでも類似の事例があったとの報告もあります。
北京首都空港を利用される方におかれては、引き続き状況に注意し、航空会社のカウンター以外ではパスポートや荷物を渡さず、必ずカウンターにいる航空会社スタッフ航空会社に直接渡す等、トラブルの防止に努めてください。

ご参考【事例概要】
・邦人旅行者がチェックインカウンターを探していたところ、空港係員を装った男が、話しかけてきて搭乗便等を確認した上で、時間が迫っているので自分に任せるべしと半ば強引にチェックイン手続きを代行したチェックインカウンターを離れ、制限エリアへの入り口のところで「手数料」を払わなければ、ボーディングパスとパスポートを返さないとして2万円を強要され仕方なく支払った。
・国際線から国内線に乗り継ぐためにチェックインカウンターを探していたところ、カウンターに案内すると3人組に言われ、パスポート、チケット、荷物を渡してチェックイン、荷物預けの手続きをしてもらったところ、(カウンターを離れた後に)荷物が重量オーバーしていたとして、一人500元ずつを要求され日本円で2万円を支払った。カードでの支払いができず、領収書も出せない等不審だったのでロビー内で相手側を探し出し交渉したところ、400元だけ取り戻すことができた。