成都パンダ繁育研究基地(星山総領事の推薦)


 7月14日(木)、星山総領事は成都パンダ繁育研究基地動物管理部の呉職員の案内で、同基地を視察した。
 

 
  成都パンダ繁育基地は成都市の中心部より10数キロ離れた北東部に位置し、パンダの研究・保護・繁殖の場となっている。
 


 同基地は1987年3月に成都動物園から独立する形で設立された。
呉職員によると、「同基地では、長年かけて成都動物園が培ったパンダ保護・人工飼育に関する技術と、野生のパンダが最も多く生息しており、
パンダの繁殖に適しているという四川省の地理的優位性を生かし、生息地外保護・人工繁殖を行っている。
また、基地内のパンダを野生に戻す訓練をすることで、野生のパンダ数を増やす試みも行われている。」とのことである。
設立当初から現在までの30年間で、同基地で生息するパンダの数は6頭から150頭(2015年時点)まで増加した。
 

 
基地内では餌を食べているパンダ、寝ているパンダ、木登りをするパンダ、じゃれ合うパンダ、親子で一緒に生活するパンダなど
実に様々なパンダの姿を見ることができる。
 
 
 同基地は海外の動物園と国際協力・共同研究を積極的に行っているが、
国際協力の初めての例は1994年に始まった日本の和歌山白浜野生動物園との案件である。
白浜野生動物園では9回の出産に成功し、昨年末現在14頭のパンダがいるが、双方の協議により、
そのうち8頭は同基地に送られ飼育されている。
現在、白浜野生動物園には6頭のパンダがいるが、これは同基地が国際協力を行っている海外の動物園の中で最も多い数である。
 

 
 (白浜野生動物園から中国にきたパンダ(名前:雄浜ションビン)。今年で13歳、二頭の子を持つ父親になった)
 
 
同基地内には1995年に、日本の草の根無償資金援助を受けて設立したレッサーパンダの活動場が三ヶ所あり、
今でも約100頭のレッサーパンダの活動場として利用されている。