四川大地震遺址(汶川県)

平成30年5月30日

 2008年5月12日、アバ・チベット族チャン族自治区汶川県でマグニチュード8.0の地震が発生し、死者・行方不明は8万7千人以上に達した。我が国も5億円規模の支援を表明するとともに、国際緊急援助隊(救済・医療チーム)の派遣、国際協力機構(JICA)による人材育成プロジェクトなどを通じ、復旧・復興活動に協力してきた。同県映秀鎮(成都市中心部から車で約1時間半)には、倒壊した漩口中学校(注:日本の高校に相当)がそのままの形で保存されており、献花台が設けられているほか、外周を見学できるようになっている。周辺は岷川と山並みに囲まれていて、チベット族の雰囲気を感じながら復興した街並みを散策することもできる。