管轄区域の主な報道ぶり(2018年5月)

平成30年6月6日
労働節休暇における重慶市への旅行者
 1日に重慶市旅遊発展委員会が公表したデータによると、重慶市には労働節休暇3日間(4月29日~5月1日)で1735.75万人の観光客が来訪し、観光収入は112.48億元に達した。それぞれ前年比で21.6%、30.5%の増。重慶市は「網紅城市(ネットで人気の都市)」と言われ、特に人気の「洪崖洞」には3日間で14万人以上が来訪。
 4日付重慶日報によると、オンライン旅行サイト「携程」(シートリップ)では重慶市の同時期の観光客は昨年比216%増で、人気都市ランキングで北京、上海に続き第3位。
 重慶日報はまた、重慶市観光客の平均消費額は2400元であること、その理由として90年代生まれ、00年代生まれの観光客の割合が多いことや、遊園地や体験型施設が増加している点を指摘している。
 
蒲波・貴州省副省長に重大な規律違反の疑い
 中央紀律委員会・監察部HPは4日、蒲波・貴州省副省長が重大な規律違反の疑いで調査を受けている旨発表した。
 
孫政才・前重慶市党委書記の第一審判決
 8日付新華社電は、天津市第一中級人民法院が孫政才・前重慶市党委書記に対し、無期懲役を言い渡した旨報じた。
 同判決によると、孫政才は2002年から2017年までに、関係単位及び個人のために工事の落札、プロジェクトの許認可、企業経営および職務上の抜擢・調整などの面で援助し、特定の関係者と結託するなどして計1億7000万元に相当する金品を不法に受け取った。
 
林鄭月娥・香港特別行政区行政長官が成都市を訪問
 10日夜、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が率いる香港特別行政区政府代表団が四川省成都市に到着した。訪問団は政務司司長、政制内地事務局局長をはじめ50名以上。
 林鄭月娥行政官は12日にアバ州汶川県映秀鎮で行われる「5.12」汶川大地震10周年紀念イベントに出席し、四川省政府と「四川香港協力プラットフォーム」の設立を進める予定。
 
海外最後の南僑機工生存者が死去
 5日付雲南日報によると、海外最後の南僑機工生存者である李亜留(100歳)が3日晩マレーシアで亡くなった。
 
中国・貴州国際茶文化祭の開催
 6日、2018年中国・貴州国際茶文化祭および茶産業博覧会が遵義市で開催され、諶貽琴・貴州省党委副書記兼省長が講話及び開幕宣言を行った。
(注:同日午後、サイドイベントとして中日韓企業家交流会が行われ、小松在重慶総領事及び在成都韓国総領事が出席した。)
 
民間企業制作ロケットの打ち上げ予定(重慶市)
 8日付重慶日報は、中国の民間企業「零壱空間」により制作されたロケット「重慶両江之星」が、中国西北部某所で17日に打ち上げられる計画である旨報じた。民間企業が制作したロケットの打ち上げは中国初。
 
尹力・四川省省長の訪日
 9日付四川日報は、8日、尹力・四川省長が日本を訪問し、二階俊博・自民党幹事長と会見を行い、中国(四川)・東京日系企業投資懇談会に出席した旨報道。
 10日付四川日報は、9日、尹力・四川省長率いる四川省政府代表団が姉妹都市である山梨県を訪問し、後藤齋・山梨県知事と会見した旨報道。また同日、尹省長は東京で鳩山由紀夫・元首相、石毛博行・日本貿易振興機構理事長と会見したほか、四川省政府代表団訪日経済交流懇談会に出席。
 
四川大地震10周年のイベントイベント
 12日、四川大地震発生から10年が経過したことを受け、成都市等で式典や地震に関する討論会が開催された。彭清華・四川省党委書記等は被害が大きかった汶川県を訪れ、式典で挨拶を述べた。
 11日には四川大地震10周年外交団招待イベントが開催され、ロシア、カナダ、スペイン等の北京駐在大使や、在重慶及び在成都の各国総領事が参加した(注:小松総領事も出席)。
 
「渝満俄」国際鉄道の増便(重慶市)
 15日、重慶市を出発し、満洲里、シベリアを経てモスクワに向かう「渝満俄」国際鉄道が週2便に増便された。2013年に開通した当初は、中国からの往路便のみであったが、昨年6月から復路便も始まった。ロシアからは板材、金属資源、植物油等が、重慶市からは自動車、果物等が主な輸送内容。
 
1970年代生まれの省級常務委員(貴州省)
 15日、劉捷・貴州省委常務委員が着任した。劉捷は2016年11月、江西省委常務委員に就任し、中国初の1970年代生まれの省級常務委員となっていた。
 
中国初の民間企業制作ロケットが打ち上げ成功(重慶市)
 17日、中国初の民間企業による制作ロケット「重慶両江之星」の打ち上げが成功した。同ロケットは「零壱空間」という民間企業が制作したもの。同企業は2015年に北京で設立され、2016年に重慶市の両江新区に進出。北京では主に研究開発を、重慶では生産を行っている。
 
雲南・シンガポール間の物流路線(鉄道+海運)の開始
 18日、雲南省からシンガポールに至る鉄道・海運を連結した物流路線が始まった。雲南省・安寧市から広西チワン族自治区・欽州港まで貨物鉄道で運ばれ、海路でシンガポールまで運ばれた後、更に東南アジアや北米に向かう。
 
陳敏爾・重慶市党委書記と馬ヒョウ・全国政協副主席との会見()
 19日、陳敏爾・重慶市党委書記は、馬ヒョウ・全国政協会議副主席と会見した。同副主席は、中国シンガポール政府間協力プロジェクトにおける南方路線の開発推進を目的として、全国政協の調査チームを率いて来訪したもの。
 
小松重慶総領事のインタビュー記事(重慶市)
 19日付け重慶日報は、小松道彦・在重慶日本国総領事のインタビュー記事を掲載。総領事は、日中平和友好条約40周年、在重慶総領事館開設20周年を機に、日本と重慶市の交流の架け橋を担い、双方向の経済貿易関係を促進し、文化・観光分野でも相互の交流・協力を深めたいと述べた。
 
陳豪・雲南省党委書記とラオス北部6県訪中団との会見
 20日、陳豪・雲南省党委書記は、カムチェン・ヴォンポーシー・ポンサーリー県党書記兼知事を団長とするラオス北部6県の訪中団と会見した。
 
中・米知事・省長フォーラム(四川省)
 21日、第4回中国・アメリカ知事・省長フォーラムが成都で開催した。中国側は武維華・全国人大常務副委員長他が、米国側はテリー・ブラスダッド在中国米国大使他が出席。これに関連し、同日、彭清華・四川省党委書記が同大使と会見、また22日には尹力・四川省長がサンチェス・米ニュー・メキシコ州副知事と会見した。
 
「川・桂・港(マ)」南方物流路線の開始(四川省)
 22日、四川省・宜賓から広西チワン族自治区・欽州港に向かう貨物列車が運行開始した。貨物は欽州にて目的地ごとに仕分けされた後、香港・マレーシアを経て日本、韓国、台湾、インドネシア、ベトナム等に向かう。
 
中国西部国際投資貿易商談会(西洽会)の開幕(重慶市)
 26日付け重慶日報によると、5月25日、重慶市悦来国際会議センターで第12回中国西部国際投資貿易商談会(西洽会)が開幕した。陳敏爾・重慶市党委書記が開幕式及び重大プロジェクト集中調印式に出席した。
 29日付け重慶日報によると、5月27日までに211のプロジェクトが調印され、総額5096.7億元に達した。昨年までの略称は「渝洽会」であったが、今回から「西洽会」に変更された。
(注:当館は国際館にブースを出展し、日本企業の協力を得て各種の産業技術を紹介したほか、浴衣の着付けや剣玉、折り紙等の日本の伝統的遊びを紹介した。)
 
中国国際ビックデータ産業博覧会が開幕(貴州省)
 27日付貴州日報によると、5月26日、2018年中国国際ビックデータ産業博覧会が開幕し、習近平・国家主席が祝電を発出した。王晨・中央政治局委員が開幕式に出席し、習近平・国家主席の祝電を代読した。
 26日付貴州日報によると、孫志剛・貴州省党委書記及び諶貽琴・省党委副書記兼省長は25日、英国ヨーク公アンドルー王子や葛越・アップル大中華区総経理等と会見を行った。
 
二階俊博・自民党幹事長一行の四川省訪問
 28日付四川日報は、二階俊博・自民党幹事長一行が四川省を訪問し、27日午後、汶川大地震漩口中学校跡地にて慰霊式に出席し黙祷及び献花を行った旨報道。
 29日付四川日報は、28日午後、彭清華・四川省党委書記及び尹力・省党委書記兼省長が二階幹事長一行と会見を行った旨報道。また同日、日中防災フォーラムが行われ、二階幹事長一行が出席し、二階幹事長と尹力省長が挨拶を行った。