聶荣臻元帥記念館(都城市との関係)

平成30年7月20日
中文:聂荣臻元帅陈列馆
 重慶市中心部から西に約45km、江津区の長江に囲まれた半島部に位置する。聶元帥は中国建国時の中国十大元帥の一人として有名だが、日本との関係では宮崎県都城市と接点がある。日中戦争後の1940年、河北省石家荘に進軍していた際、親と死に別れた日本人姉妹(4歳と1歳)と出会い、日本軍司令官に手紙とともに2人を引き渡した。戦争を生き延びた姉・加藤(旧姓)美穂子氏は、1980年に北京で元帥と再会を果たし、当時の恩義に感謝した。この美談を機に、二人の出身地である江津区と都城市は、記念館が開館した1999年(元帥は既に逝去)に友好都市関係を締結するに至った。館内には、美穂子氏との関係を示す写真も数点展示されている。