高山病に関する注意喚起

平成30年11月6日
在留邦人の皆様
旅行者の皆様
 
1 最近,四川省の名所・貢嗄山や雲南省•香格里拉等の山麓を、観光や山歩き(トレッキング)で訪れている邦人が高山病を発症、重症化して死亡したりするケースが散見されます。一般的に高地では、神経系、循環器系、呼吸器系など既往症のある方は重症化し易いと言われますが、年齢を問わず健康な方でもその日の体調によって発症することがありますので、体調やスケジュール管理には十分注意が必要です。
 
2 最近の例では、ベテランの邦人トレッカーがツアーで貢嗄山の山麓を訪れ、具合が悪くなったにも拘わらず、「他の方に迷惑をかけるから」と山歩きを続けた結果、下山した後肺水腫が重症化してお亡くなりになっています。
 
3 中国西南地域はヒマラヤ山脈の山麓であり、比較的アクセスし易い山歩きのルートでも標高4000mを超えることがあります。少しでも体調の異変や以下高山病の症状を感じたら、速やかに下山して下さい。
 
【高山病の主な症状】
•頭痛
•食欲がない・吐き気
•疲労・脱力
•めまい・ふらつき