安居古城

令和元年5月6日
中国語名:安居古城
 重慶市中心部から北西に約70キロ(車で約1時間半)、銅梁県の涪江と琼江の合流地点に発展した古い街並み。この地域には約2万年の石器時代から生活の痕跡が見られ、歴史上3回(随、北宋、明)の大きな衰退と再建を繰り返してきた。ゆっくり回ると2時間くらいかかる広大な街並みは、昔ながらの建築様式が比較的良く保存されており、観光客向けの商店に加え、明時代以降の会館(地方ごとの移民の集会所)、漢方薬の祖を祀る廟、十大元帥の一人である劉伯承の隠れ屋など、多様な史跡が保存・開放されていて、十分見応えがある。川沿いという立地ながら、散策する街は坂が多い。なお、銅梁県はドラゴンボートレース(中文:龙舟比赛)で有名なほか、名曲「何日君再来」の作者・劉雪庵の出身地でもある。