麗江古城

中国語名：丽江古城

　麗江市は昆明市から北西へ約600キロ、大理の北方約200キロの地点にあり、麗江古城は同市を代表する観光地である。1997年に世界文化遺産に登録された。13世紀後半の宋から元にかけての時代、この地域を治めていた木氏が、付近の白沙古鎮からこの地に統治の中心地を移したことから開発が始まり、ナシ族の政治・経済・文化の中心地として栄えた。また、この地は長年にわたり、雲南で取れた茶をチベットの馬と交換するための交易路（烏茶馬古道）としても栄えたので有名。7．3平方キロに及ぶ広大な敷地内にびっしりと旧家屋が並んでおり、一画の獅子山（万古楼）から眺める古城全体と玉龍雪山は、周囲に高い建造物が少ないこともあって、まさに壮観の一言。古城の付近には、黒龍譚景区という美しい池を中心とする公園もあり、玉龍雪山を背景とするこちらの景色も絶景。