旧フランス海軍兵舎跡

令和元年8月6日
中国語名:法国水师兵营旧址

 長江(揚子江)を挟む朝天門の対面、南岸区弾子石地区の南滨路沿いに位置する。1891年に重慶市が正式に開港したのを受け、この一帯には日本を含む欧米諸国の租界が存在していた。同時代の建造物として残っている極めて稀な例の一つ。1902年に当時のフランス海軍が軍艦兵の宿舎、修理基地、物資補給所として、清朝時代の海軍施設を改造したもの。修復作業を終え、2018年から再び見学が可能となった。陳列館は資料が少ないものの、当時、隣接する王家沱地区にあった日本租界に関連する写真も数枚展示されている。入場無料。

  

  

  
 
※下二枚は日本租界関連写真