大慈寺

令和元年10月29日
中国語名:大慈寺
  
 成都市の中心部、ショッピング・スポットとして再開発され、若者に人気の「太古里」(別途紹介あり)の中に位置する。創建は3~4世紀(魏、晋)と古いが、その後何度も兵火にさらされ、現在の建物は清の順治帝の時代に再建されたもの。622年に三蔵法師玄奘(20歳)が受戒した場所として有名。他にも、南宋の時代に12歳で本寺で出家した蘭渓道隆(どうりゅう)が、その後1246年に鎌倉時代の日本に渡り、32年間の滞在中、鎌倉の建長寺を開山したほか、京都の建仁寺でも禅法を広めるなど、日本とも縁がある。現在は周囲をショッピングセンターで囲まれているので、日本の門前町のような雰囲気は味わえない。入場無料。