菩提古鎮(長寿区)

令和元年11月5日
中国語名:菩提古镇

 重慶市中心部から長江沿い(東方)に約70キロの長寿区の菩提山(別途記載)の麓に、明清時代の当地の建築様式を再現した建物の並ぶ街並みがある。2012年に開設されたばかりで、特に歴史文化的に価値のある施設や史跡があるわけではないが、結構凝った作りとなっており、菩提山とセットにして立ち寄るのは一案かと思われる。長寿区名物の「長寿米粉(うどん)」もなかなかの絶品。但し、全国の行政区で唯一「長寿」という名前が付いている(注)のに、その名前を活かした観光客向けの土産品が少ないのは残念(食品類は若干あるが小物類がない)。
注:実際に昔は長寿の人が多かったらしく、明代の洪武年間(1368年)に以前の「楽温県」から「長寿県」へと改名された。