定慧寺(長寿区)

令和元年11月5日
中国語名:定慧寺

 重慶市中心部から長江沿い(東方)に約70キロの長寿区、長江とその支流が合流する地点(地名:青龍嘴)に位置する。唐の時代に創建され、1200年の歴史の間に5回の再建を経てきた。長い間、長寿区の仏教教育管理機構(僧会司)が置かれていたが、抗日戦争前後から他目的に活用されてきたこともあり、寺院としての機能や文化財はあまり残っていない。入口付近の案内板には、一画に漢時代の墓の遺址があるとされているが、参観ルートには入っていない。寺院自体の価値というよりも、長江を臨む絶景を楽しむのに一見の価値あり。