重慶三峡移民記念館
令和2年1月8日
中国語名:重庆三峡移民纪念馆
重慶市から東北方向に高速鉄道で1時間半,万州区の長江沿い(南滨大道)に位置する。2011年12月に開館。昔から洪水被害の絶えなかった長江をコントロールするため,孫文の時代から発想のあった三峡ダム建設は,1993年~2009年まで工事が続き,ようやく世界最大のダムとして完成した。これに伴い,ダムのある湖北省宜昌市から重慶市までの長江の水位は数十メートル上がったため,これら地域に住む人たち131万人が移民を余儀なくされた。この記念館では,計20年間に及ぶこの移民の歴史に焦点を当てた展示を行っており,特に当時の様子を上映したビデオは見応えがある。また館内には万州区で発見された恐竜や石器時代に関する展示も併設されている。入場無料。