四川省における新型コロナウイルス感染の疑似例発表について(1月21日)

令和2年1月21日
 21日,四川省衛生健康委員会は微博上で「四川省における新型コロナウイルスに感染した疑いのある二例の肺炎患者はいずれも指定施設で隔離診療・治療中」と題し,以下のとおり公表しています。
 
 1月16日以来,四川省成都市,広安市で発見された新型コロナウイルスに感染した疑いのある二名はいずれも武漢から来川し,現在隔離診療されている。患者の関連サンプルは所定の手続きに従って照合,診断が確定され次第,直ちに発表する。
 我が国衛生健康委員会が武漢における原因不明の肺炎の発生状況を公表して以来,四川省党委員会及び省政府は高度に重視しており,省衛生健康委員会は迅速に対応し,発熱外来部門等の関連業務と公共施設での予防・コントロール措置を強化し,全力で疑似病例の診察治療と濃厚接触者の調査と医学的観察を行っている。

 専門家からの注意
 冬と春は呼吸器の感染病が多発する季節なので,個人の衛生予防をしっかりと行い,室内の空気の流れを保ち,人が密集する場所や空気の通らない公共の場所はできるだけ避け,必要であればマスクを着用すること。発熱と呼吸器に感染症が出た場合,とりわけ発熱が退かない状態が続いたら,直ちに医療機関の発熱外来を受診すること。