貴州省における新型コロナウイルス感染の疑似例発表について（1月21日）

　21日，貴陽市衛生健康局はHP上において「貴陽市における一例の新型コロナウイルスに感染した疑いのある肺炎患者は現在指定病院で隔離，診療・治療中」と題し，以下のとおり発表しています。
 
　1月21日，貴陽市において，新型コロナウイルスに感染疑いのある患者一人が見つかった。当該患者は1月12日武漢から貴陽に戻っており，1月21日早朝，貴州省疾病予防コントロールセンターが，検査のために送られてきたサンプルに対しウイルスチェックを行った結果，新型コロナウイルスの陽性反応がみられた。貴州省疾病予防コントロールセンターは，予防・コントロール規定に従い，再検査のためこのサンプルを中央機関へ送付するとともに，国家衛生健康委員会の専門家組織に報告し確認を求めている。貴陽市衛生健康部門は，この専門家組織の確認結果を適時に対外的に発表する予定である。 現在，当該患者は既に隔離され，診察を施されている。
 
　我が国衛生健康委員会が武漢における原因不明の肺炎の発生状況を公表して以来，貴陽市衛生健康部門は迅速に対応し，予防検査と科目別診察 発熱外来部門等の関連業務と公共施設での予防・コントロール措置を強化し，本件疑似病例発見後，全力で病例の診察治療，濃厚接触者の調査と医学的観察を行っている。

　専門家から皆さんへの注意
　冬と春は呼吸器の感染病が多発する季節なので，個人の衛生予防をしっかりと行い，室内の空気の流れを保ち，人が密集する場所や空気の通らない公共の場所へ行くことはできるだけ少なくし，必要であればマスクを着用すること。発熱と呼吸器に感染症状が出た場合，とりわけ発熱が退かない状態が続いた場合は，直ちに医療機関の発熱外来を受診すること。