管轄区域の主な報道ぶり(2020年2月)

令和2年3月12日
マグニチュード5.1の地震発生(四川省)
 3日未明,四川省成都市青白江区で,マグニチュード5.1の地震が発生。地震による死傷者は確認されていない。
 
緊急医療救援隊の武漢派遣(四川省)
 4日,9カ所の医療機関,72名の隊員による国家(四川)緊急医学救援隊が武漢に向かった。
 
他地域向けマスクの緊急収用(雲南省)
 6日付け経済観察網は,雲南省大理市政府が重慶市宛てに送付予定であったマスクを緊急収用した旨報じた。
 
新型コロナ対策としての中小企業支援策(重慶市・四川省)
 ・4日,重慶市政府が新型コロナウイルスの肺炎感染対応のための中小企業支援策20条を発表した。
 ・5日,四川省政府が「新型コロナウイルス肺炎感染状況による中小企業生産経営困難の改善に関する政策措置」を発表した。
 
日本からの医療物資寄付(重慶市・四川省)
 ・31日,重慶市と友好都市関係にある広島市が,重慶市の要請に応じて,30950枚のマスクを支援した。
 ・31日,四川省と友好都市関係にある広島県が,四川省の要請に応じて,8万枚のマスクを支援した。
 
「抗日名将孫渡」の出版
 1日付け雲南日報は,推薦新図書として,雲南で有名な抗日将軍を描いた長編伝記「抗日名将孫渡」(団結出版にて2019年12月に第一版発行)を紹介。
 
鳥インフルエンザの発生(四川省)
 9日,農業農村部は四川省南充市西充県で高病原性H5N6型鳥インフルエンザが発生したことを発表した。
 
新型コロナ対策としての応援部隊の派遣(重慶市・貴州省・雲南省)
 ・11日,重慶市から湖北省孝感市に対し応援部隊を派遣した。
 ・11日,貴州省から湖北省顎州市に対し,四度目となる応援部隊計337名を派遣した。
 ・12日,雲南省から湖北省咸寧市に対し,応援部隊を派遣した。
 
長安フォードの稼働再開(重慶市)
 12日,両江新区(国家級新区)で合弁企業としては初めて長安フォードが稼働再開した。
 
一定規模以上の工業企業の稼働再開率(四川省)
 13日現在,四川省では稼働及び生産を再開した一定規模以上の工業企業が5179社に達し,稼働再開率は35.6%となった。
 
国有生産性企業の稼働再開率(雲南省)
 13日現在,雲南省における国有生産性企業の稼働再開率が70%に達した。
 
日本からの医療物資寄付(重慶市・四川省)
 ・9日,重慶市巴南区と友好都市関係にある三条市から寄付されたマスク100箱,医療用手袋3000枚などが重慶市に届いた。
 ・11日,四川省成都市と友好都市関係にある甲府市から寄付されたマスク6000枚が成都市に届いた。
 
各地区の感染段階別分類(重慶市・雲南省)
 19日から,重慶市政府及び雲南省政府は,新型コロナウイルスによる感染状況に基づき,各地区を段階別に分類し,各段階に応じたリスク管理・経済活動再開策を実施。
 
対外工事請負総額(四川省)
 18日付け四川日報は,2019年四川省の対外工事請負総額が180億ドルを突破し,全国2位となった旨報じた。
 
中欧班列等の運行状況(四川・重慶)
 ・14日までの中欧班列(成都)の運行本数が前年同期比80%増であった。成都国際鉄路港責任者によると,新型コロナウイルスの影響を受け,公道,空路から鉄道による輸送に移りつつある。
 ・17日までの運行便数は中欧班列(重慶)139便,中亜班列2便,西部陸海新ルートは鉄路陸路連携ルート70本,鉄路連携ルート5本,越境公道123本であった。
 
企業の稼働再開率(重慶市・四川省・雲南省・貴州省)
 ・19日現在,重慶市内重点・成長工業企業の稼働再開率は69.3%。
 ・18日現在,四川省の一定規模以上の工業企業の稼働及び生産再開率は55.7%。
 ・18日現在,雲南省直属の国有生産性企業の稼働再開率は75%。
 ・20日現在,貴州省内大型プロジェクト稼働再開率は65%。
 
国際線直行便の運航再開(四川省)
 21日付け四川日報は,成都発着のフランクフルト(28日),東京(25日),カイロ(28日)との直行便がそれぞれ運航を再開する見込みであると報じた。
 
「重大かつ突発的な公衆衛生事件レベル」の引き下げ(四川省・雲南省・貴州省)
 ・24日から,貴州省及び雲南省において,「重大かつ突発的な公衆衛生事件レベル」が1級から3級に引き下げられた。
 ・26日から,四川省において,同レベルが1級から2級に引き下げられた。
 
マスク緊急徴用に関する免責処分(雲南省)
 24日,雲南省紀律検査委員会は,大理市政府が重慶市へ輸送中のマスク30万枚を緊急徴用した件について,高志宏・大理市書記を免職処分し,同市市長,副市長は解任され,その他5つの機関,計8名の責任者が責任追及の対象となった。
 
脱貧困任務の完了(重慶市)
 26日付け重慶日報は,重慶市扶貧弁公室によれば,城口県,巫渓県,酉陽県,彭水県が国家扶貧開発工作重点県から正式に抜けだし,重慶市内の全ての貧困区県が国家及び市級扶貧開発工作重点区から脱した旨報じた。
 
新型感染症対策部門に対する党員の寄付活動(各省)
 28日付け各紙は,党中央の呼びかけを受けて,四川省,貴州省及び雲南省において,省級党員幹部らが率先し,新型コロナウイルス感染症対策部門に対する党員の寄付活動を支持している旨それぞれ報じた。
 
企業の稼働再開率(重慶市・四川省・雲南省・貴州省)
 ・24日現在,重慶市内で再稼働した工業企業は10812社,従業員数は73.9万人に達し,そのうち一定規模以上工業企業が4859社,従業員数は61.3万人であり,23日までに市内自動車関連企業の84.5%(840社)が再生産を開始した。
 ・28日付け四川日報は,省内の薬品流通企業,スーパー,コンビニ等の小売業企業の再開稼働率はいずれも80%以上に達し,規模の大きい外資企業の再稼働再生産率は80%弱であり,飲食,ヘアサロン,クリーニング等の生活サービス企業の再稼働率は未だに低い。26日現在,成都市内の一定規模以上工業企業の再稼働率は69.95%であると報じた。
 ・26日現在,雲南省内の一定規模以上工業企業の再稼働率は76.96%,昆明市の一定規模以上工業企業再稼働率は76.7%であり,24日現在,重大プロジェクトの再稼働率は43.1%。
 ・25日現在,貴州省内の一定規模以上工業企業4113社が全面的に再稼働,再生産を開始し,従業員の出勤率は76%(45万人)に達した。