塔山公園

令和2年9月15日

中国語名:塔山公园

  江北区の東南部、朝天門長江大橋と大佛寺長江大橋に挟まれた長江西岸の丘の上に高さ約30mの文峰塔が立っている。言い伝えによると昔、朝天門には気の荒い竜が生息し、暴れる度に水害を引き起こしていた。当地を訪れた道教僧がこれを成敗し、朝天門を囲む3地点にそれぞれが見えないように塔を建て、竜が再び復活しないよう頭部、身体、尾を、それぞれに安置したという(「三塔不見面」の伝説)。この文峰塔はそのうちの一つで、現存する塔は清朝の時代(1888年)に再建された。丘の下には観音寺という寺院があるが、経緯などは定かでない(外見は新しい)。現地に寺や塔に関する説明文がないのは残念。