偏岩古鎮

令和2年10月13日
中国語:偏岩古镇

  重慶市中心部から北へ約70キロ(車で1時間半)、北碚区の金刀峡の麓に位置する。長さ約300mの石畳の小道の両側に古い建物が残っているだけの寂れた雰囲気は、日本の昔の「宿場町」のイメージに近い。徒(いたずら)に商業化・観光地化されておらず、古鎮入口の門や案内板もないが、あちこちから麻雀の音が聞こえるなど、生活感を十分に感じさせているのが魅力。鎮自体の起源は1736年(清の乾隆帝の時代)に遡る由。裏手を流れる小川では、夏の水量が少ない頃には、浅瀬にテーブルや椅子が所狭しと並び、客が素足で涼を取りながら食事や麻雀を楽しむという「風流さ」が売りらしいので、行くならそのような季節がお勧め。