昭覚寺

令和2年11月2日
中国語名:昭觉寺

  成都市内の天府広場から北へ約6キロ、成都動物園に隣接する古刹。唐の時代(7世紀前半)に創建。日本や東南アジアの寺院の中には、昭覚寺を仏教始祖とみなすところもあるそうで、かつて多くの名僧を輩出した。その一人である唐の園悟禅師が著した「碧巌録」は、今でも禅宗の三大著書の一つと評されている。文化大革命時に徹底的に破壊され、現在の建物は1984年以降に再建されたものだが、広い敷地内に点在する各施設は当時の風格や気品を思い起こさせるものがあり、参拝者が多い。門前通りには易者が大勢並んでいるのも中国らしい風景といえる。入場無料。