肇興侗寨

令和3年1月6日
中国語名:肇兴侗寨

  貴陽市から東へ約300キロ、広西チワン族自治区との境界一帯には多くのトン族(侗族)集落が点在する。肇興侗寨はその中で最大(約1200戸、4000人)かつ最長の歴史(12世紀の南宋時代から)を有する。観光地化されており、観光センターから専用のバスで移動する。トン族集落に共通する特徴はユニークな形状をした鼓楼(住民の集会場所)にあるが、肇興侗寨には組(団)ごとに信・義・礼・智・仁の名を付した5つの鼓楼が存在する。山間に佇む集落は周囲の風景と見事にマッチし「中国で最も美しい6つの民族集落」の一つに数えられる。博物館としての機能を有する施設がないのは残念。入場は有料。