麻浩崖墓

令和3年4月9日
中国語名:麻浩崖墓
 楽山大仏(別掲)の南門を出て直ぐのところに、後漢の時代(西暦25~220年)に作られた墳墓群がある。日本の古墳の石室に似た墳墓が岩肌を彫って作られている珍しい形であるが、楽山市内にはこのような墳墓が2万箇所あると言われている。そのうち麻浩崖墓は比較的保存状態が良く、数カ所の墳墓の洞窟が並んでいて、それぞれ奥までは入れないが、入口部分から奥を覗くことができる。これらの墳墓は村長など地元リーダー格及びその家族が葬られたとされる。敷地の両脇には小規模ながら遺物の陳列館があり、装飾を施した石棺など、当時の高いレベルの技術を窺い知ることができる。入場無料。