石林

令和3年4月22日
中国語名:石林
  昆明市中心部から東南に約80キロ、昆明市石林彝族(イ族)自治県に位置する世界自然遺産(2007年登録)。この地域一帯はカルスト地形で、赤土に岩石が無数に混じるという土地柄だが、石林が集中しているのはこの地区のみ。周囲に高い山が聳えているわけでもなく盆地なのに、この地区だけ様々な形状をした石林が「地から生えている」ように聳えているのは奇異な感じがする。かつほとんどの大きな石林は途中に亀裂が走っているにも関わらず、上の部分がバランスよく残っているのも実に不思議。主要なスポット間の移動は歩くこともできるが距離がある上、石林の間を縫うように整備されている歩道も上り下りが多く疲れるので、別料金になるが巡回している電気カートを使うのが効率的。民族衣装を身につけたサニ族(イ族の支族)の女性がガイドをしたり電気カートの運転をしているので、敷地内のアクセントとなっている。ここに来たらサニ族の伝説のヒロイン、アシマ(中文:阿诗玛)という名前を覚えておきたい。有料。