霊源寺

令和3年4月22日
中国語名:灵源寺

  阿廬古洞(別掲)の入口手前に位置する明代に建設された仏教寺院。当時の有名な中国の旅行家・徐霞客が1638年にこの地を訪問した際、この寺に立ち寄り、松明を借りて阿廬古洞の中に入ったという。裏に聳える山とのコントラストはなかなか見事。立派な外観を有しているのに、徐霞客の伝承や龍と観音菩薩の伝説の説明板を除くと寺自体の紹介がなく、設立年などを含め百度(バイドゥ)を見ても詳細が不明なのは残念。大雄宝殿の三方を飾る五百羅漢はデフォルメが効いていて、他の寺院の羅漢と比べるとよりユニークなのが特徴。阿廬古洞を訪れる際に、ついでに立ち寄ってみたい。無料。