昆明市博物館

令和3年4月25日
中国語名:昆明市博物馆

  昆明市の中心部、拓東路沿いに位置する。1997年に開館。玄関を入るとまず大きな石柱が目に入る。博物館の建設前、この地には地蔵寺があり、これは同寺院にあった明の時代の古幢(経文を刻んだ石柱)で高さ6.5メートル。館内はこの石柱を中心とする左右の両ウイングに展示室が配置されている。1階は青銅器、扇面、磁器の常設コーナーが、2階は夕陽(昆明市晋寧県夕陽郷。滇池の西南)で発見された恐竜の常設コーナーに加え、フライングタイガー(中文:飞虎队)記念館が併設されている。フライングタイガーは、日中戦争時の1941年、米国義勇軍の支援を受け中国空軍の下に形成された航空部隊で、雲南を部隊に抗日戦のほかインドからの物資輸送も担っていた。記念館の中には旧日本軍による昆明空爆に関する写真パネルも展示されている。博物館全体としては、展示内容は必ずしも充実しているとは言いがたく、スペースを生かしきれていないとの印象あり。無料。