成都・新年祝賀レセプションでの高田総領事挨拶(2022.3.29)
令和4年4月11日
尊敬する張濤四川省人民政府外事弁公室主任、
ご来賓、友人の皆様、こんばんは。
当館主催の新年祝賀レセプションへようこそお集まり頂き、御礼申し上げます。
このレセプションは、新型コロナウイルス感染症の状況のため一度延期となり、かつ出席人数も絞らざるを得ず、度々の変更のため皆さまにもご迷惑をおかけしました。そして本日、成都市に於ける感染がコントロールされた状況を踏まえ、ようやく開催に漕ぎ着けることができました。
開催に際して、政府当局等関係部門の御理解と御努力に感謝します。また併せ、3月21日に発生したMU5735便の痛ましい事故に対し、犠牲者と御遺族の方々に心より哀悼の意を捧げます。
私は、昨年10月末に成都に着任後、11月中旬より総領事として正式な活動を開始し、4ヶ月余が過ぎたところです。人数は絞られましたが、本日は各界関係者、当地駐在の各国総領事や在留邦人の方々にお集まり頂いています。これほどの数の成都・四川省の皆さまと一堂に会する機会は初めてであり、大変嬉しく思います。
新型コロナは日中関係にも大きく影響を及ぼし、経済、文化、観光、地方都市間の諸交流も、対面の形ではその多くが中断したままとなっています。
しかしその中でも、日本と西南地域の関係は力強い発展を続けていると私は思います。2019年末に当時の安倍総理が我が国総理として初めて当地を訪問して以来、その直後より新型コロナ流行が始まって様々な困難が生じたものの、成都市では現代サービス業分野における日中協力を中心に様々な具体的プロジェクトが進捗しています。そしてこのイニシアティブに限らず、成都の方々の日本の消費・生活等の文化に寄せる関心は大変大きいものがあり、小売・レストラン業等の日系企業が当地に進出する例がいくつも見られ、喜ばしい限りです。
地方都市間交流については、この1月、和歌山県が四川省との間で「友好県省関係の締結に関する議定書」に署名し、四川省にとって広島県、山梨県に次いで三つ目の県となる友好関係を結びました。四川省内の多くの市・区においても、日本の友好都市の間の交流がこのコロナ下でも様々な工夫を凝らして活発に行われていると聞き及んでおります。
加えて、2020年に打ち出された「成渝地区双城経済圏」構想を巡り、四川省と重慶市の間でウィンウィン関係を目指した具体的協力が進んでいます。我が国としても、この構想が日本と当地の協力にとり新たな1ページを開くことを期待します。昨年末も、和歌山県とともに、両地の対外友好協会と「日中防災減災シンポジウム」をオンラインで共催する等の取組を行いました。
ご来賓の皆様、
今年は日中国交正常化50周年です。新型コロナを巡る状況が一日も早く終息し、今まで述べたような諸協力がより先に進むこと、日本と中国、日本と西南地域の間の広範な分野に於ける協力が再開され、更に深化することを強く希望します。私としても両地の関係推進のため館を挙げて取り組み、一つでも多くの周年記念行事が開催できるよう努力して参る所存です。
今年とりわけ期待したいのは観光分野です。訪日観光は西南地域の皆さんの関心が極めて強く、日本を直接知って頂くことにより草の根レベルの相互理解を促進し、ひいては日中関係全体の強化に資するものです。現在、日本政府観光局(JNTO)は、近い将来の成都事務所の開設に向けて鋭意準備中です。ますます多くの当地の方が日本を訪問し、日本を楽しんで下さることを期待します。
またスポーツ分野についても、成都市は、6月末からユニバーシアード大会を開催する予定と承知しています。昨年夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催された日本として、成都市のイニシアティブを支持し、大会のご成功を心からお祈りするとともに、スポーツ分野でも日本と当地の交流や協力を進めていきたいと願っています。
ご来賓の皆様、
新型コロナの流行開始から早くも2年余が過ぎましたが、終息まではもうしばらくの時間を要することが見込まれます。加えて、世界では様々なことが発生しています。このようなときだからこそ、四川省の友人の皆さんとこうして集まり、元気な顔を見ながらお話しできるのは本当に嬉しいことです。私をはじめ在重慶日本国総領事館一同としては、今後とも積極的に四川省に足を運び、四川省と関わり、日本と四川省の関係強化に尽力していく所存です。
最後に皆さんのご健康とご発展を心からお祈り申し上げます。
ご来賓、友人の皆様、こんばんは。
当館主催の新年祝賀レセプションへようこそお集まり頂き、御礼申し上げます。
このレセプションは、新型コロナウイルス感染症の状況のため一度延期となり、かつ出席人数も絞らざるを得ず、度々の変更のため皆さまにもご迷惑をおかけしました。そして本日、成都市に於ける感染がコントロールされた状況を踏まえ、ようやく開催に漕ぎ着けることができました。
開催に際して、政府当局等関係部門の御理解と御努力に感謝します。また併せ、3月21日に発生したMU5735便の痛ましい事故に対し、犠牲者と御遺族の方々に心より哀悼の意を捧げます。
私は、昨年10月末に成都に着任後、11月中旬より総領事として正式な活動を開始し、4ヶ月余が過ぎたところです。人数は絞られましたが、本日は各界関係者、当地駐在の各国総領事や在留邦人の方々にお集まり頂いています。これほどの数の成都・四川省の皆さまと一堂に会する機会は初めてであり、大変嬉しく思います。
新型コロナは日中関係にも大きく影響を及ぼし、経済、文化、観光、地方都市間の諸交流も、対面の形ではその多くが中断したままとなっています。
しかしその中でも、日本と西南地域の関係は力強い発展を続けていると私は思います。2019年末に当時の安倍総理が我が国総理として初めて当地を訪問して以来、その直後より新型コロナ流行が始まって様々な困難が生じたものの、成都市では現代サービス業分野における日中協力を中心に様々な具体的プロジェクトが進捗しています。そしてこのイニシアティブに限らず、成都の方々の日本の消費・生活等の文化に寄せる関心は大変大きいものがあり、小売・レストラン業等の日系企業が当地に進出する例がいくつも見られ、喜ばしい限りです。
地方都市間交流については、この1月、和歌山県が四川省との間で「友好県省関係の締結に関する議定書」に署名し、四川省にとって広島県、山梨県に次いで三つ目の県となる友好関係を結びました。四川省内の多くの市・区においても、日本の友好都市の間の交流がこのコロナ下でも様々な工夫を凝らして活発に行われていると聞き及んでおります。
加えて、2020年に打ち出された「成渝地区双城経済圏」構想を巡り、四川省と重慶市の間でウィンウィン関係を目指した具体的協力が進んでいます。我が国としても、この構想が日本と当地の協力にとり新たな1ページを開くことを期待します。昨年末も、和歌山県とともに、両地の対外友好協会と「日中防災減災シンポジウム」をオンラインで共催する等の取組を行いました。
ご来賓の皆様、
今年は日中国交正常化50周年です。新型コロナを巡る状況が一日も早く終息し、今まで述べたような諸協力がより先に進むこと、日本と中国、日本と西南地域の間の広範な分野に於ける協力が再開され、更に深化することを強く希望します。私としても両地の関係推進のため館を挙げて取り組み、一つでも多くの周年記念行事が開催できるよう努力して参る所存です。
今年とりわけ期待したいのは観光分野です。訪日観光は西南地域の皆さんの関心が極めて強く、日本を直接知って頂くことにより草の根レベルの相互理解を促進し、ひいては日中関係全体の強化に資するものです。現在、日本政府観光局(JNTO)は、近い将来の成都事務所の開設に向けて鋭意準備中です。ますます多くの当地の方が日本を訪問し、日本を楽しんで下さることを期待します。
またスポーツ分野についても、成都市は、6月末からユニバーシアード大会を開催する予定と承知しています。昨年夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催された日本として、成都市のイニシアティブを支持し、大会のご成功を心からお祈りするとともに、スポーツ分野でも日本と当地の交流や協力を進めていきたいと願っています。
ご来賓の皆様、
新型コロナの流行開始から早くも2年余が過ぎましたが、終息まではもうしばらくの時間を要することが見込まれます。加えて、世界では様々なことが発生しています。このようなときだからこそ、四川省の友人の皆さんとこうして集まり、元気な顔を見ながらお話しできるのは本当に嬉しいことです。私をはじめ在重慶日本国総領事館一同としては、今後とも積極的に四川省に足を運び、四川省と関わり、日本と四川省の関係強化に尽力していく所存です。
最後に皆さんのご健康とご発展を心からお祈り申し上げます。