日本における動植物検疫の徹底について(農林水産省からのお知らせ)

令和5年4月26日
日本では海外からの肉製品や果物・野菜等の持込みは法律で厳しく制限されています。日本に肉製品や果物・野菜等を違法に持ち込むと重い罰則(3年以下の懲役又は300 万円以下(法人の場合は5,000 万円以下)の罰金等)の対象になり、悪質な違法持込みと判断され、重い処罰を科せられたケースもありますので、海外から日本へ肉製品や果物・野菜等を絶対に持ち込まないよう、十分にご注意ください。
 
 動物検疫については、本年2月にシンガポールにおいて初めてアフリカ豚熱(ASF)の発生が確認されるなど、アジア・ヨーロッパ各地で発生が続いており、日本への侵入リスクは依然として高い状況となっています。
また、植物検疫についても、ミカンコミバエ種群がアジア地域からアフリカ及び中東地域に発生地域を拡大するなど、海外では病害虫の発生地域が拡大しており、日本への病害虫の侵入リスクが高まっている状況です。
 
動物検疫所及び植物防疫所では、こうした状況に加え、大型連休となるゴールデンウィークに多くの渡航者が日本に入国すること想定されることもあり、日本入国時に日本に持込みができない食品を持ち帰ることがないよう、出国者に対して各地でキャンペーン等の啓発活動を行うとともに、入国者に対しても引き続き農畜産物の持込み禁止に関する広報、靴底消毒、携帯品の検査等を強化することとしています。
 
 在留邦人の皆様におかれましても、下記ウェブサイトの情報やリーフレットを参照いただき、海外から日本へ肉製品や果物・野菜等を違法に持ち込まないようにして、動植物検疫の徹底にご協力をお願いいたします。
 
○動物検疫所ウェブサイト
「肉製品などのおみやげについて(持ち込み)」
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html 
 
「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/mizugiwa.html
 
 〇植物防疫所ウェブサイト
「植物にも検疫が必要です(旅行者(携行品))」
https://www.maff.go.jp/pps/j/trip/keikouhin.html
 
「海外から野菜や果物を持ち込む際の規制」
https://www.maff.go.jp/pps/j/search/ikuni/index.html
 
 
○ 肉製品や果物野菜等は日本に持ち込めません!(リーフレット)
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/pdf/this-is-a-message-to-you-JP.pdf