国民党臨時政府時代の遺址
平成30年3月9日


戦時中を挟む1937年から1946年、蒋介石の国民政府が首都を重慶に移していたこと(陪都)、また旧日本軍による重慶爆撃が行われたこともあり、重慶市内には渝中区を中心として、当時の関連施設が記念館などの形で点在している。「周公館」、「桂園」、「紅岩村革命記念館」、「宋慶齢旧居陳列館」、「白公館監獄旧址」、「重慶抗戦遺址博物館」(注:一種の歴史公園)などが代表的。重慶爆撃の関連では、解放碑から近い旧防空壕跡「“六・五”惨案旧址」において、1941年、空爆に伴う混乱で多くの犠牲者が出たことから、毎年その惨事が起きた6月5日に献花式が行われている。また渝中区には、当時の「大韓民国臨時政府旧址」も残されている。

