黔江鶏雑

中国語名：黔江鸡杂
　黔江は重慶市の東、湖北省との境に近い黔江区の一帯を意味し、鶏雑はニワトリの内臓を意味する。心臓、砂肝、肝臓、腸などの内臓類と唐辛子、生姜、ニンニク、ダイコンなどの漬物類を一緒に炒めた料理で、絶妙なピリ辛感が食欲をそそる。1990年代から黔江地方の店に出るようになったというので比較的新しい料理といえるが、今では重慶市街でも各地でこの看板を目にすることができ、重慶料理の代表格の一つに成長した。なお黔江には青菜牛肉（地元名物の中国風チンゲンサイと牛肉の炒め物）というもう一つ代表的な料理もあり、店によっては鶏雑と組み合わせのメニューもあるので、機会があれば是非試してみたい。何れも大鍋で出てくるので、行くなら数人が望ましい。